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旅行が中止・延期になったら、eSIMや海外WiFiは返金される? — キャンセル・返金条件を公式規約で比べる
旅行が中止になったとき、使わなかったeSIMは返金されるのか、海外WiFiはいつまでなら無料で取り消せるのか。答えはeSIMとWiFiレンタルで大きく違います。
記事内の料金は 2026年10月27日 時点で各社の公表情報を確認したものです。 最新の料金・提供条件は各社の公式サイトをご確認ください。
目次
「旅行が中止になったけれど、買ってしまったeSIMは返金される?」「海外WiFiの予約は、いつまでなら無料で取り消せる?」。予定が変わったときに困るのが、通信の手配の取り消しです。旅行用eSIMと海外WiFiレンタルは、どちらも旅先でネットを使うための手段ですが、取り消しの考え方はまったく違います。
この記事では、旅行用eSIMのトリファとGlocal eSIM、海外WiFiレンタルのグローバルWiFi、ZEUS WiFi for GLOBAL、WiFiBOXの5サービスについて、公式の利用規約・FAQ・特定商取引法に基づく表示に書かれているキャンセルと返金の条件を整理します。内容は公式サイトの情報(2026年10月27日時点)にもとづきます。キャンセル料の金額は申し込みの内容で変わるため、金額は扱いません。最新の条件は各社の公式ページで確認してください。公式のページで確認できなかったことは、この記事には書いていません。
紛失や故障に備える補償プランは海外WiFiレンタルの補償・オプションの選び方で、受け取りと返却の方法は海外WiFiレンタルの受け取り・返却方法で扱っているので、ここでは取り消しと返金に絞ります。
この記事でわかること
- 旅行用eSIMを買ったあと、旅行が中止になったときの扱い
- 海外WiFiレンタルを無料で取り消せる期限と、過ぎたときの扱い
- 取り消しの手続きをする場所(マイページ・カスタマーセンター)
- 旅行が中止ではなく延期になったときに確認すること

先に結論 — eSIMは「発行されたら」、WiFiは「期限まで」
旅行用eSIMは、購入するとすぐに設定用の情報が発行されます。トリファもGlocal eSIMも、旅行が中止になった、使わなかったという理由でのキャンセルや返金は、原則として受け付けていないと案内しています。一方、海外WiFiレンタルは、決められた期限までであれば無料で取り消せる仕組みです。期限を過ぎると、申込金額の100%がキャンセル料になる、と案内している会社があります。
| サービス | 無料で取り消せるのは | 期限後・使わなかったとき | 手続き |
|---|---|---|---|
| トリファ | 原則なし | 未使用でも払い戻しなし | — |
| Glocal eSIM | 原則なし | 未使用でも原則返金なし | — |
| グローバルWiFi | 出発日の4日前まで | 3日前〜当日は料金の100% | マイページ |
| ZEUS WiFi for GLOBAL | 商品の発送手続き前まで | 締切後は申込金額の100% | マイページ |
| WiFiBOX | 受け取り前・出国日の23:59まで | 未受取なら利用料金と同等額 | マイページ |
- eSIMの2サービスは、取り消しの手続き自体がありません。商品側の不具合で使えなかったときの扱いは別に定められているので、下の各社の項目で説明します。
- グローバルWiFiの3日前以降の取り消しは、マイページではなくカスタマーセンターへの連絡です。
- ZEUS WiFi for GLOBALのキャンセル締切期日は、申し込みを受け付けたときのメールに書かれると利用規約に定められています。
旅行用eSIMの場合 — 発行後の取り消しはできない
トリファ
トリファのヘルプセンターの「返金・キャンセルについて」では、旅行中止や急病などやむを得ない事情で旅行やサービスの利用ができなくなった場合でも、キャンセル・返金は原則不可と案内されています。購入後に通信を利用しなかった場合の払い戻しやキャンセルも受け付けていません。購入したあとで、端末がeSIMに対応していない、SIMロックの解除ができていないと分かった場合も、原則として返金はできないとされています。
一方で、購入したプランをすぐに無駄にしなくて済む案内もあります。
- プランは購入日から3ヶ月間有効です。
- インストールしていなければ、ほかの端末にインストールできます。
- インストール済みでも、まだ開通していなければ、コードを再発行して再度インストールできると案内されています。
利用規約の第13条(返金・キャンセル・変更)では、トリファのサービスに起因する技術的な問題でeSIMをインストール・使用できない場合に、返金や変更を求められると定めています。カスタマーサポートの案内に従ってもアクティベーションができない場合は、購入日から30日以内であれば返金を要請できます。ただし、サポートが求める情報を提供しない場合は返金されません。有効期限が切れたときの残りのデータ量も、返金の対象外です。
問い合わせはチャットサポートで、トリファアプリの「アカウント→チャットサポート」からもできると案内されています。
Glocal eSIM
Glocal eSIMは、即日発行のため、申し込み後のキャンセルはできないと公式ページのFAQで案内しています。特定商取引法に基づく表示では、eSIMの発行後(プロファイル発行メールの送付後)はキャンセルも返金もできず、未使用の場合でも原則として返金しないとされています。端末が対応しているかどうかによる返金や、設定上の問題で使えなかった場合の返金にも対応していません。
利用規約の第16条(キャンセル・返金)では、eSIMプロファイルの発行後は、利用の有無にかかわらず、利用者の都合によるキャンセルや返金はできないと定めています。現地の通信事業者によるFUPなどの通信制御も、それを理由にしたキャンセル・返金はできないとされています。一方、Glocal eSIM側の責めに帰すべき事由で正常に提供できなかった場合は、個別に調査し、その結果に応じてキャンセル、返金、代替の対応をするとしています。送られてきた情報で利用できないときは、速やかに連絡するよう案内されています。設定に関する問い合わせは、メールでのみ対応しています。
海外WiFiレンタルの場合 — 期限までに取り消す
グローバルWiFi
グローバルWiFiのFAQでは、出発日の4日前まではマイページで無料キャンセルができ、3日前から当日まではキャンセル料として料金の100%がかかると案内されています。出発日までにキャンセルの申告がない場合も、申込金額の100%が請求されます。
出発日の4日前までに取り消すときは、マイページで手続きします。
- マイページの「お申込履歴」から、キャンセルしたい注文を開く
- 注文内容の下にある「お申込内容詳細/領収書の発行」を開く
- 「ご注文キャンセル」を押す
- キャンセル理由を選び、「キャンセルする」を押す
- キャンセル完了のメールが自動で届くので確認する
手続きのあとの連絡は不要です。出発の3日前以降は、カスタマーセンターへLINE、メール、電話で連絡します。その際、注文番号を伝えるとスムーズだと案内されています。
宅配などで機器が届いたあとに取り消す場合は、利用規約の第11条で、届いた日の翌日から起算して2日以内に返却すると定められています。期間内に返却されないと、延長料金がかかります。
申し込みのときにだけ選べる「キャンセル補償」というオプションもあります。体調不良、悪天候や災害・ストライキによる欠航、急な仕事の予定の変更など、直前のキャンセルに備えるものです。補償の料金は申込金額(税抜)の10%で、適用されると、補償の料金を除く利用料金がすべて返金されます。申し込んだあとから追加したり取り消したりはできません。補償のほかのオプションとの違いは補償・オプションの記事にまとめています。
なお、予定より早く返却しても、差額の返金はできないとFAQに書かれています。
ZEUS WiFi for GLOBAL
ZEUS WiFi for GLOBALの利用規約の第25条(申込の取消し)では、商品の発送手続き前までにマイページから手続きした場合に限り、キャンセルを受け付けるとしています。キャンセル締切期日は、申し込みを承諾したときに送られるメールに記載されます。締切期日を過ぎてからのキャンセルは、理由にかかわらず、キャンセル料として申込金額の100%がかかります。
端末は、利用開始日(出発日)の3日前までに届くように発送すると案内されています(申し込みの時期や配送先によっては、2日前か前日になる場合があります)。締切期日は、申し込み後のメールで必ず確かめておきます。
キャンセルしたあとは、申し込みのときに記載した利用終了日の翌暦日までに、端末の返還手続きをします。返還には追跡ができる宅配便か郵便を使います。特定商取引法に基づく表記では、キャンセルなどで端末を送り返すときの送料は契約者の負担とされています。
WiFiBOX
WiFiBOXは、受け取りの手続きをする前であれば、出国日(利用開始日)の23:59(日本時間)まで無料でキャンセルできると案内されています。キャンセルは、利用規約上、マイページからの申請で行います。申し込み内容の変更はできず、日程などを変えたいときは、一度キャンセルしてから申し込み直します。
注意したいのは、取り消さずに放っておいた場合です。キャンセルの意思表示をせず、指定した受取日までに受け取らなかったときは、申し込み時に確定した利用料金と同じ額がかかると利用規約に定められています。予定より早く返却しても、使わなかった期間の料金は返金されません。

中止・延期が決まったら、この順に確認する
旅行の予定が変わったら、次の順で確認すると、取り消しの期限を逃しにくくなります。
- WiFiレンタルの期限を先に見る — グローバルWiFiは出発日の4日前、ZEUS WiFi for GLOBALは発送手続き前(期日は申込承諾メール)、WiFiBOXは受け取り前の出国日23:59が期限です。期限が近いものから手続きします。
- 期限内ならマイページで取り消す — 3社とも、期限内の取り消しはマイページで手続きします。グローバルWiFiは、出発の3日前以降はカスタマーセンターへの連絡に切り替わります。
- 延期なら、日程の変更ができるかを見る — グローバルWiFiは、マイページからの出発日の変更を出発日3日前15時まで受け付けています。WiFiBOXは変更ができないため、一度キャンセルして申し込み直します。
- eSIMは、延期後の日程で使えるかを見る — トリファは購入日から3ヶ月間有効です。Glocal eSIMは申し込み日から90日の開通前有効期限があり、入力した利用開始日は目安なので、渡航日が急に変わってもそのまま使えると案内されています。日数の数え方はeSIMの有効期限と利用開始のタイミングで詳しく扱っています。
- 届いた機器は期限までに返す — 取り消したあとも、受け取った端末の返却が必要です。グローバルWiFiは届いた日の翌日から起算して2日以内、ZEUS WiFi for GLOBALは利用終了日の翌暦日までです。
申し込む前に確認しておくこと
- eSIMは、旅行の予定が固まってから買う — 2サービスとも、中止や未使用を理由にした返金は原則として受け付けていません。購入の前に、端末がeSIMに対応しているか、SIMロックが解除されているかも確かめます。確認の流れは選び方チェックリストにあります。
- WiFiレンタルは、取り消しの期限を控えておく — 期限は会社ごとに違い、過ぎると申込金額の100%がかかる場合があります。
- 直前の取り消しが心配なら、補償を申し込みのときに選ぶ — グローバルWiFiのキャンセル補償は、申し込んだあとから付けられません。
- 取り消したら、確認メールを残しておく — グローバルWiFiは、マイページでのキャンセル完了時にメールが自動で届くと案内しています。
まとめ
- 旅行用eSIMは、トリファもGlocal eSIMも、旅行の中止や未使用を理由にしたキャンセル・返金を原則として受け付けていません。商品側の不具合で使えなかったときの扱いは、利用規約に別に定められています。
- 延期であれば、eSIMは有効期限の中で使える場合があります。トリファは購入日から3ヶ月、Glocal eSIMは申し込み日から90日と案内されています。
- 海外WiFiレンタルは、期限までなら無料で取り消せます。グローバルWiFiは出発日の4日前、ZEUS WiFi for GLOBALは商品の発送手続き前、WiFiBOXは受け取り前の出国日23:59までです。
- 期限を過ぎたり、連絡せずに受け取らなかったりすると、申込金額の100%や利用料金と同じ額がかかる場合があります。
- 条件は変わることがあるため、申し込む前と取り消す前に、公式サイトで最新の案内を確認してください。
参考にした公式情報
- トリファ ヘルプセンター「返金・キャンセルについて」
- トリファ「利用規約」
- トリファ「特定商取引法に基づく表記」
- Glocal eSIM 公式ページ
- Glocal eSIM「特定商取引法に基づく表示」
- Glocal eSIM「ご利用規約」
- グローバルWiFi よくある質問「キャンセルはできますか?」
- グローバルWiFi よくある質問「出発日(受取日)の変更はできますか?」
- グローバルWiFi よくある質問「WiFi受取後にレンタル期間の短縮はできますか?」
- グローバルWiFi「キャンセル補償」
- グローバルWiFi「利用規約」
- ZEUS WiFi for GLOBAL 利用規約(PDF)
- ZEUS WiFi for GLOBAL「特定商取引法に基づく表記」
- ZEUS WiFi for GLOBAL「Wi-Fi端末の受取・返却方法」
- WiFiBOX 公式サイト
- WiFiBOX「利用規約」