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通信の「実際どうなのか」を、実測で。 記事の作り方

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海外旅行で高額請求を防ぐスマホ設定 — 日本の回線で気をつけること

データ通信を旅行用eSIMやWiFiルーターに任せても、日本の回線の設定によっては料金がかかる場面が残ります。

目次
  1. データローミングをオフにする — 日本の回線のデータ通信を止める
    1. デュアルSIMでは「どちらの回線の設定か」を確かめる
  2. 電話は受けるだけでも料金がかかる
    1. 着信を受けたくないときは着信規制を使う
    2. iPhoneの「ライブ留守番電話」を確かめる
  3. SMSは受信と送信で扱いが違う
  4. 留守番電話・転送電話は出発前に設定を確かめる
  5. バックグラウンドの通信を減らしておく
  6. WiFiルーターだけで過ごすなら「機内モード+Wi-Fi」も選択肢
  7. 旅行用eSIMがつながらないとき
  8. 出発前の確認リスト
  9. まとめ
  10. 参考にした公式情報

海外でのデータ通信を旅行用のeSIMや海外WiFiルーターでまかなう場合でも、スマホには日本で契約している回線が入ったままのことが多いはずです。その日本の回線は、データ通信をしなくても、海外で電話を受けたりSMSを送ったりすると料金がかかることがあります。

この記事では、出発前に日本の回線で見直しておきたい設定を、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの案内と、Apple・Googleのサポート情報をもとに順番に整理します。方式ごとの違いは海外旅行のデータ通信 完全ガイドで、「データローミング」「デュアルSIM」などの用語は用語辞典で確認できます。料金の金額は契約や渡航先によって変わるため、ここでは扱いません。

データローミングをオフにする — 日本の回線のデータ通信を止める

ホテルのバルコニーでスマートフォンの設定を確かめるイメージ

最初に確かめたいのが、日本の回線の「データローミング」です。ドコモは、データローミングの設定をオフにしていればデータ料金は発生しないと案内しています。オフにしても電話とSMSは使えますが、インターネットや地図、メール、LINEなどのSNSといったデータ通信が必要なアプリは、その回線では使えなくなります。

オンのままにしておくと、使うつもりがなくても通信が起きることがあります。

  • ソフトバンク — アプリケーションなどが自動的に通信をおこなう場合があるとしたうえで、一部の機種はデータローミングがあらかじめオンに設定されているため、海外で利用しない場合は渡航前にオフにするよう案内しています。
  • au — 「海外ダブル定額」を利用する場合、端末のデータローミングがオンになっていると渡航先で自動的にデータ通信が行われ、料金が発生する場合があるとして、渡航前に設定を確認するよう求めています。
  • 楽天モバイル — 端末の「データローミング」とは別に、my 楽天モバイルに「海外ローミング(データ通信)」の設定があります。海外で通話やSMSを使うにはこちらがオンになっている必要がある一方、OS標準のアプリで国際通話・国際SMSを使う場合は、端末のデータローミングの設定は不要と案内されています。

なお、データローミングをオンにするだけで、キャリアの海外向けデータサービスが適用される場合があります。たとえばドコモは、データローミングをオンにした場合、条件を満たしている人には申し込みなしで「世界ギガし放題」が適用されると案内しています。各社の海外データサービスの名前や申し込みの要否は、アメリカ旅行のeSIM・WiFi比較で比べています。

デュアルSIMでは「どちらの回線の設定か」を確かめる

旅行用eSIMを追加すると、スマホには回線が二つ入った状態になります。設定を変えるときは、どちらの回線に対する設定なのかを確かめながら進めます。

  • iPhoneのデータローミング — Appleの案内では、デュアルSIMの端末では「モバイル通信」で変更したい番号をタップし、「通信のオプション」から「データローミング」をオフにします。iPhoneで一度に使えるモバイルデータ通信のネットワークは一つだけで、データ通信に使う番号を選べます。
  • 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」 — Appleは、両方のプランのモバイルデータ通信を通信エリアや提供状況に応じて使う場合に、この設定をオンにすると説明しています。旅行用eSIMだけでデータ通信をしたいときは、この設定と日本の回線のデータローミングがどうなっているかを、あわせて確認しておきましょう。
  • 旅行用eSIMと日本の回線を両方使う場合 — Appleの海外旅行向けの案内では、両方の回線を使うことにすると旅行用eSIMがデータ通信に使われる一方、自分の国のeSIMのローミング料金が発生する可能性があるとしています。
  • Google Pixel — データ通信・通話・テキストメッセージの送受信ごとに、どちらのSIMを使うかを指定でき、データ通信のデフォルトに設定できるSIMは一つだけです。データローミングは、設定の「ネットワークとインターネット」→「インターネット」で携帯通信会社の横にある設定アイコンをタップし、「ローミング中」をオンまたはオフにします。Googleも、携帯通信会社によってはデータローミングに追加料金が発生することがあるとしています。

ほかのAndroid端末では、メニューの名前や場所が機種やOSによって異なる場合があります。手元の端末の取扱説明書もあわせて確認してください。

旅行用eSIM側の設定について、トリファは、トリファのeSIMの「データローミング」をオンにするよう案内しています。この設定がオフのままだと、電波は受信できてもインターネットには接続できないとされています。

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海外でアプリだけで通信を完結

電話は受けるだけでも料金がかかる

坂道の街角で電話を受ける旅行者のイメージ

日本の回線を海外で使っている間は、電話をかけるときだけでなく、受けるときにも料金がかかります。

  • ドコモ — 海外では電話を受ける場合も通話料が発生すると案内しています。かかってくる電話を日本から渡航先まで転送するため、着信側に「着信料」がかかる仕組みです。「伝言メモ」機能で応答した場合も着信料がかかります。
  • au — 海外で着信した場合でも通話料がかかるとしています。
  • ソフトバンク — 海外で着信を受けた場合は着信料が発生し、着信料は国・エリアごとに異なると案内しています。

データローミングをオフにしても、電話とSMSは使える状態のままです(ドコモ・ソフトバンクの案内)。ドコモのよくある質問では、データローミングをオフにしていれば、通話(伝言メモでの応答を含む)やSMSの送信をしない限り料金は発生しないとされています。

着信を受けたくないときは着信規制を使う

旅行中に日本の番号への電話に出る予定がなければ、キャリアの着信規制を使う方法があります。

  • ソフトバンク — 「発着信規制」のうち「国際着信全規制」で、海外での着信をすべて規制できます。着信料が発生する海外で、不要な着信を制限する場合の使い方として案内されています。
  • ドコモ — 「ローミング時着信規制」を設定でき、初期設定は「すべての着信を受ける」です。すべての着信規制を始めると、音声やドコモメール、SMSなどの着信がすべてできなくなりますが、「留守番電話サービス」は使えます。一部のエリアや海外の通信事業者では設定できない場合があり、規制をかけたまま設定できないエリアへ移動すると解除の操作ができなくなる点にも注意が必要です。

iPhoneの「ライブ留守番電話」を確かめる

auは、海外滞在中にiPhoneの「ライブ留守番電話」がオンになっていると、iPhoneが自動的に着信を受け取ってしまい、意図しない海外着信料金が発生するとして注意を呼びかけ、オフにすることをすすめています。手順は、iPhoneの「設定」→「アプリ」→「電話」→「ライブ留守番電話」です。ライブ留守番電話はiPhone側の機能だと説明されているので、ほかのキャリアの回線で使う場合も、契約先の案内を確認しておきましょう。

SMSは受信と送信で扱いが違う

  • ドコモ — 海外でもSMSは自動的に受信され、受信は無料と案内しています。ドコモから届くお知らせのSMSに返信すると、送信の完了・未完了にかかわらず通信料が発生する場合があるため、返信しないよう注意が呼びかけられています。
  • au — 料金表で、SMSの受信を無料としています。送信には料金がかかります。
  • 楽天モバイル — 海外の通信事業者の都合で、送信した国際SMSが相手に届かなかった場合も通信料が発生するとしています。

ログインの確認コードなど、日本の番号あてのSMSを滞在中も受け取りたい場合の考え方は、留学・ワーホリ向けのデータ通信の記事でまとめています。

留守番電話・転送電話は出発前に設定を確かめる

留守番電話や転送電話も、海外では日本国内とは料金のかかり方が変わります。

  • ドコモ — 海外で留守番電話や転送でんわを使うには「遠隔操作設定」が必要で(初期設定は「停止」)、海外でネットワークサービスを操作するには「ネットワーク暗証番号」が要るため、出国前に確認するよう案内しています。海外から留守番電話や転送でんわを操作した場合は、遠隔操作の有無にかかわらず日本向けの通話料がかかります。また、呼出時間が短いと、海外では着信を受けられずに直接留守番電話サービスセンターにつながる場合があるとして、呼出時間を長めにすることをすすめています。
  • ソフトバンク — 日本であらかじめ留守番電話を設定していれば、海外での特別な設定は不要です。ただし、海外で自動音声応答サービスを使ってメッセージを再生する場合は、滞在国から日本へ通話した場合の通話料がかかります。転送電話は、海外で「呼び出してから転送する」を使うと滞在国での着信通話料金と日本向けの発信通話料金が発生し、「呼び出さずに転送する」の場合は国内通話料になると案内されています。

iPhoneのビジュアルボイスメールにも注意が必要です。ドコモは、海外でビジュアルボイスメールを使うにはデータローミングとモバイルデータ通信をオンにする必要があり、オフの場合は使えないとしています。また、Appleの案内では、デュアルSIMでモバイルデータ通信に使う番号のデータローミングを有効にしていると、音声通話専用の番号ではVisual VoicemailとMMSが無効になるとされています。

バックグラウンドの通信を減らしておく

海辺の遊歩道でスマートフォンを片手に持つ手元のイメージ

スマホは、操作していない間にも通信をしています。ドコモは、自動アップデートやデータの同期のために意図しない通信が発生する可能性があるとして、海外で使う前にバックグラウンドでの通信をいったん止めておくことを強くすすめ、帰国後は設定を元に戻すよう案内しています。ドコモが挙げている設定には、次のようなものがあります。

  • iPhone — 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「自動アップデート」をオフ、「一般」→「アプリのバックグラウンド更新」をオフ、自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」で「このiPhoneをバックアップ」をオフ。
  • Android — Playストアの「設定」→「ネットワーク設定」→「アプリの自動更新」で「アプリを自動更新しない」を選ぶ。止めずに、Wi-Fiにつないだときだけ更新する「Wi-Fi接続時にのみアップデート」を選ぶ方法も案内されています。

端末側にも、モバイルデータ通信の使い方を細かく決める機能があります。

  • iPhoneのアプリごとの設定 — Appleによると、「モバイル通信」の一覧でアプリごとにモバイルデータ通信をオフにでき、オフにしたアプリはデータ通信にWi-Fiしか使いません。また「接続アシスト」がオンになっていると、Wi-Fiの信号が弱いときや混雑しているときなどにモバイルデータ通信とWi-Fiを一緒に使うため、モバイルデータ通信量が増え、データプランによっては追加料金がかかる場合があります。「接続アシスト」は「設定」でオフにできます。
  • iPhoneの省データモード — バックグラウンドでのネットワーク使用量を制限する機能です。App Storeの自動アップデートや自動ダウンロードがオフになり、iCloudのアップデートと自動バックアップは一時停止されます。モバイルデータ通信とWi-Fiで、別々に有効にできます。
  • Google Pixel — 自動同期をオフにしたり、アプリごとにバックグラウンドのデータ使用を制限したりしてデータ使用量を抑えられると、Googleが案内しています。
  • Googleフォト(Android) — 「バックアップ」の「モバイルデータ通信の使用量」に、「ローミング中にバックアップ」や「モバイルデータを使用して動画をバックアップ」の設定があります。

Glocal eSIMも、利用前に端末の自動アップデートやクラウド同期、写真・動画の自動バックアップをオフにするよう案内しています。

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WiFiルーターだけで過ごすなら「機内モード+Wi-Fi」も選択肢

ゲストハウスの机に置いたポケットWiFiルーターとスマートフォンのイメージ

海外WiFiルーターだけでデータ通信をする場合は、スマホを機内モードにしてWi-Fiだけをオンにする方法もあります。auは「Wi-Fiのみ利用する」場合の設定として、機内モードとWi-Fiをどちらもオンにする方法を案内しています。総務省の子ども向けの解説でも、海外では機内モードをオンにするか、データローミングやモバイルデータ通信をオフにし、Wi-Fiを使うことが有効だとしています。

ただし、機内モードでは電話やSMSも使えなくなります。ドコモは、機内モードをオンにすると料金は発生しない一方で、通話やSMS、データ通信が使えず、ドコモからのお知らせSMSも受け取れなくなると案内しています(機内モードでもWi-Fiは使えます)。ドコモの説明では機内モード中はすべての通信が使えなくなるため、旅行用eSIMでデータ通信をする場合には、この方法は向きません。

ソフトバンクは、Wi-Fiだけで使う場合でも、機内モードを誤って解除したときに備えて、データローミングとモバイルデータ通信をオフにしておくよう案内しています。モバイルデータ通信をオフにすると使えるのは通話とSMSだけになりますが、通話料金には注意が必要です。

公衆無線LANを使うときは、総務省の同じ解説が、知らないアクセスポイントや暗号化されていないものは使わないよう呼びかけています。

WiFiルーターのレンタルの例として、WiFiBOXは、お手持ちのスマホやPCからインターネットをするためのモバイルWi-Fiルーターを貸し出すサービスで、同時に5台まで接続できると案内しています。

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旅行用eSIMがつながらないとき

旅行用eSIMが現地でつながらないと、日本の回線のデータローミングをオンにしたくなるかもしれません。ただ、上で見たとおり、データローミングをオンにすると、キャリアの海外データサービスが適用されたり、通信料が発生したりする場合があります。つながらないときに確かめる順番は、海外でeSIMがつながらないときの確認ポイントで整理しています。

それでも解決しないときの相談先として、トリファは、アプリ内のチャットサポートで日本人スタッフが24時間365日、日本語で対応していると案内しています。

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海外でアプリだけで通信を完結

出発前の確認リスト

  • 日本の回線のデータローミングをオフにした(デュアルSIMでは回線を選んで設定した)
  • データ通信に使う回線と、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」の状態を確かめた(iPhone)
  • 日本の番号への着信に出るか、着信規制を使うかを決めた
  • iPhoneの「ライブ留守番電話」の設定を確かめた
  • 留守番電話・転送電話の設定と、海外から操作するときに必要な暗証番号を確かめた
  • アプリの自動更新や写真のバックアップなど、バックグラウンドの通信を見直した

まとめ

  • 旅行用eSIMやWiFiルーターを使う場合も、日本の回線のデータローミングはオフにしておきます。ソフトバンクによると、一部の機種ではあらかじめオンに設定されています。
  • デュアルSIMでは、変更している設定がどちらの回線に対するものかを確かめます。
  • ドコモ・au・ソフトバンクの案内では、海外では電話を受けるだけでも料金がかかります。出る予定がなければ着信規制も選択肢で、iPhoneのライブ留守番電話にも注意が必要です。
  • SMSの受信はドコモ・auの案内では無料ですが、送信には料金がかかります。
  • 留守番電話や転送電話は、海外から操作したりメッセージを再生したりすると、日本向けの通話料がかかる場合があります(ドコモ・ソフトバンク)。
  • WiFiルーターだけで過ごすなら機内モードとWi-Fiの組み合わせも選べますが、その間は電話やSMSを受けられません。
  • 設定の名前や手順は、機種やOS、契約によって変わることがあります。出発前に、契約中のキャリアと端末メーカーの最新の案内を確認してください。

参考にした公式情報