本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。 最終更新 2026年10月29日
通信の「実際どうなのか」を、実測で。 記事の作り方

PR記事内に広告リンクを含みます。

旅行用eSIMと機種変更 — 出発前にスマホを買い替えるときの注意

旅行の前にスマホを替えるなら、日本の回線のeSIMと、旅行用eSIMを別々に考えます。順番を間違えると、入れ直せなくなることがあります。

記事内の料金は 2026年10月8日 時点で各社の公表情報を確認したものです。 最新の料金・提供条件は各社の公式サイトをご確認ください。

目次
  1. まず分けて考える — 日本の回線のeSIMと旅行用eSIM
  2. 日本の回線のeSIMを新しい端末へ移す
    1. iPhoneからiPhone — eSIMクイック転送
    2. AndroidからAndroid
    3. iPhoneとAndroidをまたぐ場合
    4. 古い端末のeSIMを消すタイミング
  3. すでに買った旅行用eSIMは、移せるか
    1. Glocal eSIM
    2. trifa
  4. 買い替えと旅行のタイミングの考え方
  5. 出発前のチェックリスト
  6. まとめ
  7. 参考にした公式情報

出発の前にスマートフォンを買い替える予定があると、気になるのが通信の準備です。普段使っている日本の回線のeSIMは、機種変更の手続きで新しい端末に移せます。一方、旅行のために買ったeSIMは、移せるのか、入れ直せるのかが、提供元によって異なります。

この記事では、機種変更のタイミングと、旅行用eSIMの移動・再発行の考え方に絞って、Apple・Googleと日本の通信会社の公式ページ、そして旅行用eSIMの提供元の公式情報を整理します。eSIMそのものの入れ方はeSIMの入れ方・使い方 初心者ガイド、対応機種の見方はeSIM対応スマホ機種一覧の見方にあります。

料金や手数料の金額は、プランや契約で変わるため扱いません。メニュー名や画面表示も、機種やOSのバージョンによって変わることがあります。

テーブルに並べた2台のスマートフォンのイメージ

まず分けて考える — 日本の回線のeSIMと旅行用eSIM

機種変更で「eSIMを移す」と言うとき、対象は二つあります。

  • 日本の回線のeSIM — ドコモ・au・ソフトバンクなど、日常で使っている回線です。通信会社の手続きや、端末同士の転送で新しい端末に移せます。
  • 旅行用eSIM — 旅行のために別に買ったeSIMです。移せるか、再発行できるかは、提供元の案内によります。

Appleの案内では、eSIMクイック転送は、ご契約先の通信事業者が対応している場合に、通信事業者に問い合わせなくても、以前のiPhoneから新しいiPhoneにSIMを転送できる機能です。つまり転送の可否は、契約先ごとに決まります。旅行用eSIMが日本の回線と同じように転送できるかは、提供元の案内で別に確認します。

日本の回線のeSIMを新しい端末へ移す

iPhoneからiPhone — eSIMクイック転送

Appleのサポートページには、転送の前提条件として、次の三つが挙げられています。

  • Apple Accountで両方のデバイスにサインインしていること
  • デバイスが両方とも近くにあり、Bluetoothがオンになっていること
  • 両方のデバイスにiOS 18.4以降がインストールされていること

新しいiPhoneでモバイル通信プランがアクティベートされると、以前使っていたSIMが無効になります。つまり、転送が終わった時点で、古い端末では日本の回線が使えなくなります。

OSのバージョン条件は、通信会社のページで異なる記載があります。ドコモは、新旧のiPhoneをiOS 16.4以上にアップデートする必要があると案内しています。ソフトバンクは、2023年9月19日の発表で、新旧の両方がiOS 17以降である必要があると案内していました。条件は時期やページで違うので、実際に手続きする時点で、契約先の最新の案内を確認します。

ドコモのページには、ほかにも次の注意があります。

  • 事前に、デバイスのSIMロック解除が完了しているかを確認する。
  • 転送後、元々使っていた端末のSIMは無効になる。
  • 国際ローミング中のお客さまは、登録完了後に電源のOFFとONの操作が必要。

ソフトバンクは、iPhone上での設定および手続きだけで完結できる機能として案内しています。

AndroidからAndroid

Googleの Pixel ヘルプによると、物理SIMまたはeSIMを新しいスマートフォンのeSIMに移行できます。携帯通信会社によってプロセスが若干異なる場合があります。自動で移行するには、新旧のデバイスの両方で、次の条件を満たす必要があります。

  • Android 12 以降である
  • 画面ロックを設定している

あわせて、最新バージョンのGoogle Play開発者サービスも必要とされています。設定アプリからは、「ネットワークとインターネット」「SIM」「SIM を追加」「他のデバイスから SIM を移行する」の順に進みます。移行が自動で検出されなかった場合は、携帯通信会社にeSIMを有効にするよう依頼します。移行できなかった場合でも、既存のデバイスやeSIMは使えると案内されています。

iPhoneとAndroidをまたぐ場合

Apple製以外のデバイスからiPhoneへeSIMを転送する場合、Appleは通信事業者に問い合わせるよう案内しています。iOS 26以降では、一部の通信事業者や特定のスマートフォンメーカーが、AndroidとiPhoneの間の転送に対応しているとされています。対応の有無は、契約している会社の案内で確認してください。

古い端末のeSIMを消すタイミング

Appleは、eSIMのデータプランや電話番号をほかのデバイスに転送した場合は、eSIMを消去するよう案内しています。また、デバイスを売却・下取り・譲渡する場合もeSIMを消去するよう案内しています。一方で、通信事業者から指示された場合を除き、トラブルシューティングの手段としてeSIMを消去しないよう求めています。消去した場合は、通信事業者に問い合わせて新しいeSIMを入手する必要があります。

ここで注意したいのが、古い端末を下取りに出す前の初期化です。日本の回線のeSIMは新しい端末への転送のあとで消去するとして、旅行用eSIMを古い端末に入れている場合は、次の章の扱いを先に確認します。

すでに買った旅行用eSIMは、移せるか

旅行用eSIMの機種変更の扱いは、提供元ごとに異なります。公式ページで確認できたことを、そのまま並べます。

Glocal eSIM

  • 公式ページのFAQでは、1つのQRコード(プロファイル)を複数の端末で使うことはできず、1つのQRコードに対して1端末にインストールできる、と案内されています。複数台に入れるなら、台数分のQRコードの購入が必要とされています。
  • プロファイル情報(QRコード)の再発行は致しかねる、端末への読み込みは一度しかできない、と案内されています。
  • SIMロック解除されていない端末に読み込むと、QRコードは再利用できない、と案内されています。
  • インストール後にプロファイルを削除した場合、eSIMの再発行はできず、新しく申し込む必要があるとされています。ご利用前に「モバイル通信プランの削除」を実施しないよう、注意も書かれています。
  • グローカルネットのショップのFAQでも、インストール済みのeSIMを別の端末へ移すことはできず、別の端末で使うなら新しいeSIMを購入する、と案内されています。

つまりGlocal eSIMは、読み込む端末を先に決める必要があります。旧端末に入れてしまったあとで新端末に替える場合は、公式の案内では、移すことも再発行もできないとされています。

Glocal eSIMPR

60か国以上の国と地域に対応

【Glocal eSIM】

trifa

  • 公式のFAQでは、eSIMのプロファイルを端末から削除すると、同じQRコードやアクティベーションコードでは再インストールできない、とされています。
  • 未開通(利用期限が表示されていない)のeSIMであれば、アプリの「マイeSIM」から該当プランの再発行ができる(手数料あり)と案内されています。すでに開通済み(利用期限が表示されている)のeSIMは再発行できない、とされています。
  • 判断に迷う場合は、アプリの「アカウント」の「チャットサポート」から、24時間対応の日本語サポートに相談するよう案内されています。
  • trifaのコラム「iPhoneのeSIM機種変更ガイド」には、トリファ公式ヘルプによるとeSIMのインストールは1回限りで、機種変更後はアプリから該当プランの再発行を実施する、と書かれています。旅行中の機種変更は避けるのが無難、との記載もあります。

FAQとコラムでは、書かれている細かさが違います。FAQは未開通かどうかを条件にしており、コラムは開通の状態に触れていません。自分のeSIMがどちらに当たるかは、チャットサポートで確認するのが確実です。

trifaPR

海外でアプリだけで通信を完結

買い替えと旅行のタイミングの考え方

公式の案内から読み取れる範囲で、順番を整理します。

  1. 旅行用eSIMは、新しい端末が決まってから、新しい端末に入れる前提で用意する。 Glocal eSIMは、読み込みが一度だけで、別の端末へ移せないとされています。
  2. すでに買っている場合は、旧端末に入れる前に、買い替えの予定を確認する。 旧端末に読み込んでしまうと、移動も再発行もできない提供元があります。
  3. 買い替え後の端末のSIMロック解除を確認してから読み込む。 SIMロックのかかった端末に読み込むと、QRコードを再利用できないとされています。
  4. 古い端末を下取りに出す前に、旅行用eSIMの扱いを確認する。 旧端末のeSIMを消去すると、トリファやGlocal eSIMは、同じQRコードでは入れ直せないと案内されています。
  5. 出発の直前の切り替えは、できれば避ける。 trifaのコラムは、海外旅行や出張前のタイミングでの切り替えは、通信できなくなるリスクを避けるために控えるのが無難としています。

窓辺のテーブルにパスポートとスマートフォンを置いたイメージ

出発前のチェックリスト

  • 契約している通信会社の、eSIM転送(クイック転送など)の最新の案内を確認する。
  • 新旧の端末のOSのバージョンと、転送に必要な条件(サインイン、Bluetooth、画面ロック)を確認する。
  • 新しい端末のSIMロック解除を確認する。
  • 旅行用eSIMを、どの端末に読み込むかを決める。
  • 旧端末のeSIMの消去と初期化は、日本の回線の転送が終わり、旅行用eSIMの扱いを確認してから行う。
  • 旅行用eSIMの提供元の問い合わせ窓口を、スマートフォンの外(紙など)に控える。

まとめ

  • 日本の回線のeSIMと旅行用eSIMは、別々に確認します。転送できるかは、eSIMの提供元・契約先が対応しているかで決まります。
  • 日本の回線のeSIMの転送条件(OSのバージョンなど)は、Apple・Google・各通信会社のページで異なります。手続きの時点で最新の案内を確認します。
  • Glocal eSIMは、読み込みが一度だけで、別端末への移動と再発行ができないと案内されています。trifaは、未開通かどうかで再発行の可否が分かれると案内されています。
  • 旧端末を初期化する前に、旅行用eSIMの扱いを確認します。
  • 案内は変わることがあるため、買い替えと出発の前に、提供元の最新の公式情報を確認してください。

参考にした公式情報