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台湾旅行のeSIM・WiFi — 公式の仕様で見る選び方の基準
台湾で使うデータ通信は、方式だけでなく、事前の登録や容量の扱いも商品ごとに異なります。
記事内の料金は 2026年10月8日 時点で各社の公表情報を確認したものです。 最新の料金・提供条件は各社の公式サイトをご確認ください。
目次
台湾は日本から近く、短い日程でも行きやすい渡航先です。データ通信の手段は、eSIM・海外WiFiルーターレンタル・国際ローミングの三つの方式が基本ですが、台湾向けの商品では「出発前の登録が要るか」「容量が足りなくなったらどうなるか」といった仕様が商品ごとに分かれています。
この記事では、台湾に対応していることが公式サイトで確認できたeSIM、WiFiルーターのレンタル、国際ローミングの例を取り上げ、公式に書かれている仕様の違いと、選ぶときの基準を整理します。現地の通信事業者でSIMを買うときの本人確認はアジア主要国のeSIM・WiFi比較で扱っているので、ここでは触れません。料金は時期やキャンペーンで変わるため、金額も扱いません。最新の料金は各社の公式ページで確認してください。内容は公式サイトの情報(2026年10月8日時点)をもとにしています。

台湾で先に確認したいのは「登録」と「電話番号」
台湾向けの商品を見比べると、料金や容量より先に確認しておきたい点が二つあります。
- 実名登録・パスポート番号の登録 — トリファは、台湾向けのeSIMは実名登録が必須で、登録しないとeSIMを入れても現地の回線につながらないと案内しています。Glocal eSIMも、台湾・香港で使う場合は実名登録が必要としています。WiFiレンタルでは、グローバルWiFiが、台湾での利用にはパスポート番号が必須としています。
- 電話番号の有無 — ここで紹介する二つのeSIMは、どちらもデータ通信のみで電話番号は付きません。SMSで認証コードを受け取るアプリは、日本にいるうちに登録しておくほうが無難です。
なお、トリファは「実名登録不要」とうたうeSIMもあり、要否は商品ごとに異なると説明しています。買う前に、商品ページで確かめてください。
台湾向けのeSIM — トリファとGlocal eSIM
二つのeSIMの、公式に書かれている仕様を並べます。
| 項目 | トリファ | Glocal eSIM |
|---|---|---|
| 台湾のプラン | 台湾向けプランあり | 台湾のみ・中華圏周遊 |
| 実名登録 | 必須 | 必要 |
| 電話番号 | 付かない | 付かない |
| 容量の追加 | アプリから追加購入 | 追加購入は不可 |
| テザリング | 基本は対応 | 利用できる |
| 開通の期限 | 購入日から3ヶ月 | 注文日から90日 |
トリファ
台湾向けプランの利用日数は3日・7日・15日・31日・60日の5種類で、1日あたりの上限はなく、購入した日数のなかで総量を自由に配分できると案内されています。3泊4日や4泊5日の旅程には、4日間・5日間ちょうどのプランがないため、7日間プランを選ぶ案内です。
回線は、台湾の通信事業者である中華電信に接続されると説明されています。実名登録は、アプリでパスポートの写真をアップロードして手続きします。データ容量が足りなくなったときは、アプリから追加のプランをいつでも購入できるとされています。テザリングは基本的に対応していますが、まれに対応していないプランもあるため、プラン詳細の画面で確認するよう案内されています。
Glocal eSIM
台湾は、1か国向けのプランのほか、マカオ・中国・香港・台湾が対象の「中華圏周遊」でも選べます。台湾・香港で使う場合の実名登録は、プロファイル発行メールに記載されたURLから行います。
データ通信のみの回線で、LINEなどのデータ通話は利用できると案内されています。日数は、対象国で通信をつかんだタイミングから24時間間隔で数えます。注意したいのは容量の扱いで、公式FAQでは、契約のデータ容量を超えたときは追加購入ができず、新規で購入するよう案内されています。

台湾向けのWiFiルーターレンタル — 3社の違い
台湾での利用を公式サイトで確認できたのは、グローバルWiFi、ZEUS WiFi for GLOBAL、WiFiBOXです。
| 項目 | グローバルWiFi | ZEUS WiFi | WiFiBOX |
|---|---|---|---|
| 台湾での受け取り | 不可(日本国内) | 自宅・空港のコンビニ | 当日受取の案内あり |
| 同時接続の数 | 最大5台 | 最大10台(推奨5台) | 4G端末5台・5G端末10台 |
グローバルWiFi
現地の通信会社の回線を使い、台北・高雄・台中・台南・桃園・新竹・嘉義など、台湾のほぼ全域をカバーすると案内されています。台湾現地ではルーターを受け取れず、日本国内の空港カウンター、宅配、コンビニのいずれかで受け取ります。台湾用のルーターは最大5台まで同時に接続でき、通信が必ず必要な場面では、1人1台での利用を勧めています。
あわせて、サービスエリア内でも、トンネル、地下、建物の中や高層階、山間部など電波の弱い場所では、利用できない場合や通信速度が遅くなる場合があるとされています。
ZEUS WiFi for GLOBAL
台北、新北、桃園、台中、台南、高雄、基隆、花蓮など、台湾のほぼ全域で使えると案内されています。ただし、山間部や離島などの一部の地域では電波状況が不安定になる場合があるとされ、公式FAQでも、地下や建物内、移動中などは接続が不安定になることがあると説明されています。データ容量は4つのプランから選べます。
端末は自宅か空港のコンビニで受け取り、返却はポスト投函や宅配便です。同時接続は最大10台で、推奨は5台までとされています。回線はベストエフォート方式のため、混雑状況や通信環境によって速度低下や通信不可になることがあると書かれています。
WiFiBOX
台湾向けのページは「当日予約・当日受取OK」とうたっています。端末は4G対応と5G対応があり、最大接続台数は4G端末が5台、5G端末が10台です。「5G完全無制限」は一部の空港での受け取りと返却に限られるプランと表示されています。
容量は1日あたりで区切られていて、500MBのプランは1日500MBまで、1GBのプランは1日1GBまでで、超えると通信速度が制限されます。日本時間0時にデータ使用量がリセットされると案内されています。「完全無制限」は1日のデータ使用量に制限はないとされていますが、短期間に過剰な通信を行った場合は速度が制限される可能性があると書かれています。

携帯電話会社の国際ローミング
eSIMもWiFiルーターも用意せず、いつもの回線のまま使う方法もあります。たとえばNTTドコモの「世界ギガし放題」は、対象国・地域のアジアの一覧に台湾が載っています。
ドコモの公式ページでは、「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」などは、渡航先でデータローミング設定をONにするだけで使え、「世界ギガし放題」の申し込みは不要と案内されています。契約中のプランで申し込みが要るかどうかは、公式ページで確かめてください。ほかの携帯電話会社については、この記事では台湾の対象を確認していません。
電話番号をそのまま使いたい場合は、ここで紹介した二つのeSIMにはない点です。
選ぶときの考え方
- 電話番号を使いたい — 国際ローミングが候補です。二つのeSIMは電話番号が付かないため、SMSで認証するアプリは出発前に準備します。
- 複数人で使う、パソコンもつなぐ — WiFiルーターは同時接続の数が商品ごとに決まっています。eSIMでは、テザリングの可否が商品で異なります。
- 容量を超えたときの備え — トリファはアプリから追加購入でき、Glocal eSIMは新規購入と案内されています。WiFiルーターは、1日あたりの容量で区切られるものがあります。
- 登録の手間を出発前に済ませたい — トリファは、実名登録を日本にいるうちに済ませておけば到着後すぐ使えると案内しています。グローバルWiFiのパスポート番号は、申し込み時のほか、申し込み後にマイページ、電話、チャットでも登録できます。
- 受け取りと返却に手間をかけたくない — トリファは、eSIMなら受け取りも返却も不要としています。WiFiルーターは、受け取り方法と返却方法が会社ごとに違います。
- 山間部や離島にも行く — WiFiルーターの3社は、山間部や離島、地下などで電波が弱くなる場合があると書いています。行き先を決めてから、公式ページの対応エリアを見ます。
申し込みの前に確認すること
- 端末がeSIMに対応しているか、SIMロックがかかっていないか。確かめ方と設定の流れはeSIMの入れ方・使い方 初心者ガイドと選び方チェックリストにあります。
- 開通の期限。トリファは購入日から3ヶ月、Glocal eSIMは注文日から90日と案内されています。
- 台湾を含む複数の国を回る場合は、Glocal eSIMの地域別プランもあわせて確認します。
- つながらないときの確認は、海外でeSIMがつながらないときの確認ポイントにまとめています。
まとめ
- 台湾向けの商品は、実名登録やパスポート番号の登録が必要なものがあります。トリファとGlocal eSIMは実名登録が必要で、グローバルWiFiはパスポート番号が必須と案内されています。
- 二つのeSIMには電話番号が付きません。容量を超えたときは、トリファが追加購入、Glocal eSIMが新規購入です。
- WiFiルーターは、受け取り方法、同時接続の数、容量の区切り方が会社ごとに異なります。
- 国際ローミングは、ドコモの「世界ギガし放題」の対象に台湾が含まれています。
- 内容は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで最新の案内を確認してください。